逆子の治療

「逆子」とは、お母さんの頭の方を上としたときお腹の中の赤ちゃんの頭が上で足が下に位置している状況を指します。逆子の場合、分娩時のリスクを考えて帝王切開などの対応がとられる場合があります。

 

そんなことを聞くと少し心配になるかもしれませんが、文献によると「日本における正期産での骨盤位の頻度は3~5%で、妊娠28週未満ではおよそ30%であるとされる。」とあり、育っていくうちに自然と直っていく例が多いようです。

もし32週を迎えても逆子が直らないときには逆子が直るように体操や手技などの対応方法をとることがあります。その方法の一つとして鍼灸が選ばれることがあります。

具体的には下記の2箇所を中心に施術を行っていきます。
①三陰交:足の内側で足首の少しのところにあるツボ
②至陰:足の小指の爪の脇に取るツボ
※「三陰交」は鍼を刺しながら温め(灸頭鍼)、「至陰」は小さなお灸を行うことがよく知られていますが、治療家によって違った方法を用いることもあるようです。

治療回数や開始時期についてですが、「筑波技術大学統合医療センター鍼灸部門での逆子治療は、平均治療期間2週間、平均治療回数4回であるので、3週間に6回の治療を一応の目安として、30週までに治療を開始したい(※1)」とのことなので参考になるかと思います。

妊娠中は特に安全性が気になりますが、「1363例で検討したが、4例の吐き気と灸による水疱や色素沈着のほかに鍼灸刺激によると考えられる重篤な症状はみられなかった(※1)」とあり、報告されている患者数と事象発生数や副作用の内容を見れば比較的安全な治療だということがわかります。

治療費4,000~4500円

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